コラム

跡目の盃トーナメント 〜兄 VS 蛙〜

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今回は跡目の盃史に残る名勝負だった。

勝者は兄であった。

お互い仕事後で疲れていたため、やる気はなかったがなんとなくの流れで戦いは始まり終わる頃にはかたや熱狂、かたや絶望という疲れによるローテンションとは程遠いハイテンションになっていた。

 

このゲームの製作者である「兄」は、あまりこのゲームが強くない。
嘘がつけないため、心理戦になると顔に出てしまうのだ。

 

そして一方蛙は、前回の敗北の反省を活かし、徹底的に勝ちパターンを何通りと想定していたようだ。
しかし、勝ちパターンを想定しすぎて、生まれた自信ほど付け入りやすいスキはない。

 

そう、蛙はしょっぱな、まさに初手で大きなミスをおかした。
ブタ(自分の親分ではない組長)を暗にバラしてしまったのだ。

 

このゲームでは自分とは関係ない組長がバレると、相手にうまく利用され一気に不利になる。
そして今回はまさにそのパターン。

 

蛙にとっても、兄にとっても関係ない組長を、兄の親分だと思い込ませたことが勝負の決め手となった。

 

ある意味ゲームを研究しすぎたがために生まれたスキとも言えるかもしれない。
また蛙の中では「兄は心理戦が苦手だ」と思い込んでなめていたことも敗因だと言えよう。
このゲームにおいて、思い込むことがどれほど危険なことか何度も味わっているはずなのに。

 

そういう意味では、跡目の盃では、始まる前の心理状態さえゲームに影響する
そう、ゲーム開始のずっと前から戦いは始まっているのだ。

 

 

そしてこの1戦を振り返って、なぜ蛙が負けた原因を懇切丁寧に説明しているのか?
勝ったことをなぜ自慢たらしく記事にまで書いているのか?

 

 

何度も言うが、ゲーム開始のずっと前から戦いは始まっているのだ。
リベンジが楽しみである。

yasuyuki yamagishi
ゲームシステム担当。 ヤマズゲームスの兄の方。

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