コラム

成長の基本は全て鉄拳から学んだ

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しめしめとしたり顔で

「鉄拳が上手くなるためには、何をすべきでしょうか?」

昨晩、兄が絵に描いたようなしめしめ面で僕に問いかけてきた。相変わらず勝てる試合しかしない男だ。

僕は無視した。

すると兄は””くりーむしちゅー上田””御用達のしたり顔をかまし一人喋り始めた。顔の割には内容は為になった。ので、メモとして書いておく。

鉄拳初中上級講座

まず、鉄拳はストリートファイターに比べ心理要素が強いそうだ。逆にストリートファイターは反射神経が大事だとか。

まず初心者はガードを覚えなければならない。鉄拳は中下段のガードの選択がとても心理戦的。上段はしゃがめばかわせるが、中段下段はガードしないといけない。次の自分の攻撃も加味してどうしてもガードを体に染み込ませる必要がある。上手い人の動画を見ると基本的にガードの応酬をしている。

中級者はフレームの概念を知る事だという。フレームは動画編集でよく耳にする言葉だ。ゲームも映像作品なので、この概念があるのだろう。パラパラ漫画の一枚の絵が1フレーム、というイメージ。一つの技を繰り出したあと、次の動きに移るのになんフレーム必要か?これがそれぞれの技や動きで違うらしい。だから、行動後5フレームで通常状態に戻る場合、相手が4フレームの攻撃を仕掛けてきたら自分はガードもできずに攻撃をくらう。このフレームの概念は目から鱗だった。格ゲーってそうやって頭使ってみんなやってんのかと感動すら覚えた。

上級者は横移動を使いこなすこと。ガードではなく避けるという概念だ。これがストリートファイターとの大きな違い。確かに、鉄拳を買ってから好き勝手ボタンを連打しまくっていた僕は、横移動をあまり使っていなかった。これが使いこなせて攻撃を避け、かつ、相手の隙だらけの脇腹にスティーブのヘビー級パンチを食らわせられると思うと今からニヤケが止まらない。

さらに追加情報として、鉄拳には少ないフレーム数で小さなダメージを与える攻撃から、大きなフレーム数で大きなダメージを与える攻撃があるらしい。それに浮かし攻撃があって、相手が浮いている間は何もできない。こういう基本事項こそ義務教育課程で事前に教えておいてもらいたいところだ。どうせ、スマブラもこういう基本事項があるのだろう。知らない僕はどおりで勝てないわけだ。

上手くなるってどういうこと?

と、鉄拳の話をだらだらと記したが、話のメインはこれではなかった。兄はこの「鉄拳が上手くなる」の「上手くなる」に引っかかったらしい。鉄拳を導入に使うとは何事か!

「なんでもそうやけど、”上手くなる”ってどうゆうことじゃい?」

と、兄貴は言う。確かに、なんとなく使ってしまっている。上手くなる。
なんでも自分が好きでやっていることは上手になりたいものだ。でも、その上手になるの「上手」が明確になっていなければ、上手にはなれない。

まずは自分の目指す「上手」を明確化して、そのための努力をする。それが「上手になる」唯一の方法。たまたま上手くなったものはたまたまなだけに、たまたまなのだ。上手になれない可能性も十分にあったのだ。

まずは目標を明確化して、その目標が達成される方法を決定し、実行せれ。

なんだか自己啓発的な異様な空気が漂ってきたが、これは教材販売系アフィリエイトサイトではない。都会の看板だらけの街並のような節操のない風景をデジタル上でも作ろうとは思わない。

ただ、今、自分の生活でどれくらい目標を定めて行動していることがある?と、考えてしまったのだ。

これが成長の基本

ないわけではない。でも比率にしたらかなり少ない。僕の生活は概ね、目の前の問題解決や無意識で行われる筋トレに費やされている。

いかん、と。

これでは、いかん、と。

一時の不安が焦燥の念に変わるころ、僕は机引き出しを開け、新年の目標を箇条書きした一枚の紙切れを取り出していた。そこには、とてもキラキラした言葉たちがならんでいた。そのどれもが金メダリスト級の輝きを放っており、「最近、調子はどうだい?」とカルピスのイメージキャラクターの女優顔負けのさわやかさで僕に問いかけていた。

「・・・な、なに一つ達せられてねぇ。」

僕はその金ピカの用紙を静かに丸めて・・・ぽいっ。

たぶん、この「上達したければ、目標を掲げてその目標から逆算してどうすればその目標が叶うかを知り、実行する」ってのは「鉄拳では浮かし攻撃を受けて浮いている間はなす術なくボコられるから、浮かし攻撃の方法を知って、実行する」ってのと同義なのだ。

そして後者が鉄拳の基本であるように、前者は成長の基本なのだろう。

時々、こんな真面目な記事も書きたくなるんさ〜。

kawazu
アートワーク担当。 ヤマズゲームスの弟の方。

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