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跡目の盃トーナメント 〜蛙 VS 妹〜

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後悔

跡目の盃の感想戦にどれだけ時間をかけているのか。「負けたあの一手が忘れらない」それだけなら、一眠りすれば消え去る。そうじゃない。もっと具体的な後悔なんだ。

間違っているとすぐにでも気付ける一手をなぜさしたのか。

ほんの少し考えればできたはずだ。まさに凡ミス。

この事実を「認められない」。だから尾を引く。

考えても結果はただの凡ミスだから余計に苦しい。どうしても戻せない時間。変えられない過去。単純なミスほど・・・はぁ、また同じ言葉を繰り返している。

原因

原因を探ってみよう。

手段の目的化。これが起こっていたことは確か。妹に勝つために、俺の一推し二推しを隠す。言葉の応酬で錯乱させる。俺の言葉をシャットダウンする妹。「もう行動だけを見る」といった。ため息交じりの本音だったろう。その本心に従って、我們に置かれた-2を残す。これで我們が俺の推し組長でないと思わせた。

まずここで俺は一つ安心してしまった。そして次のブラフを作り上げる。-6が置かれた堂谷地に6を置いて、玄道に4を置いた。この時点で俺は、玄道が妹の推し組長だと気がついていない。堂谷地を残す妹。

ここだ。俺の頭の中では堂谷地の6が取られることは想定していなかった。根拠もなく、堂谷地が残されると信じていた。そして、そうなるからその後も堂谷地に数字を上乗せすることで、俺の推し組長を堂谷地だと思い込ませようと2ターンも使った。

あの時、妹は冷静だった。プラス数字が置かれた玄道から数字を排除した。自分の推し組長が玄道だとバレると思ったんだろう。

つまり、俺に自分の推しを暴かれると怯えていたことになる。そう考えると、あのベシャリはやはり効いていたのだ。何より、妹の頭の中を読む言葉の数々が当たっていて、その結果妹は自分の推し組長も読まれてしまうのではないかと勘ぐったのだ。

解決

戦い方は間違っていない。煽り、本音を当てて、動揺させる。そうすると、俺が間違って相手の推し組長においてしまっても、それを取り除こうとする。または、取り除く際に何らかの合図が出る。

そして俺は、煽りながらも自分の推し組長に置かなければならなかった。あくまでも攻めなければ勝てない。

この時の言葉が重要だ。相手にとっては「絶対にブタ」or「俺の推し組長」だと注意している状況だから。俺はブタに置いていると思わせなければならない。どうする。

「ここで自分のは置かんとこう」

「とりあえず、ブタに置くけどこれでおまえのに当たったら最悪やしな」

「とりあえず置いたけど、数字が残った方がおまえってこともあり得るな」

「ここまでしゃべっていることがむしろ嘘を隠そうとしている、とかなんとか思っとるんやろ。そう思われると思って今回はマジで本当のことしか言ってない。」

迷った二択は間違いなく、判断を鈍らせる。

冷静に考えれば、どちらも俺のなのだから最悪の想定だけを考えれば良いだけ。逆にブタを自分の推しだと思わせることができるかも?とか考えてくれればラッキー。それに乗っかって、数字を乗せるだけ。

つまり、俺が自分で仕掛けた言葉の裏を取る行動をする。その裏を取れば間違いない。裏の裏は俺の本来の行動になるから。でもこの行動が相手を騙すだけの行動になってしまっていると、騙せはできるが勝つことはできない。

だから、自分の最善手をまず出す。

ここまでは、ブルームとも一緒。それを土台にブラフを作り上げる。片足は自分にとって良手にしておく。もしくは、2ターン目くらいまでは全く関係のない手でもOK。

ただし、相手にとっての良手を打つことは7割がリスクになる。その状況によって相手の反応に全神経を尖らせる。そして最善手を土台に次のブラフを考える。

そうだ。これだ。次はいけるぞ。

kawazu
アートワーク担当。 ヤマズゲームスの弟の方。

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