レビュー

【レビュー】Broom Service(ブルームサービス)

投稿日:2016年8月24日 更新日:

プレイヤー間の読み合いが熱い、魔法の国のお薬配達ゲーム。魔法の国のボードがとても綺麗で、ファンタジックな世界を冒険している気分に浸れます。

ブルームサービス(BroomService)/alea/A.Pelikan & A.Pfister作

Andreas Pelikan & Alexander Pfister 作
2〜5人用
10歳以上
所要時間30〜75分
好み:9/10

ルール概要

写真-2016-08-26-17-53-09
このゲームは合計7ラウンド行います。

1ラウンドごとに10枚の魔法使いの内4枚を選びます。
魔法使いには薬を作るカード、移動するカード、薬を届けるカードの3種類あります。
移動のカードなら黄色のマスに移動する時は黄色の魔女、茶色のマスに移動する時は茶色の魔女が必要です。
薬を作る場合も、届ける場合も同様で、そのため10枚あります。

写真-2016-08-26-17-58-49

スタートプレイヤーからカードを出していくのですが、このゲームの特徴的な点はここです。
スタートプレイヤーはカードを出した時に上or下の能力のどちらにするか選択します。
上の場合ハイリスクハイリターン、下の場合ノーリスクローリターンです。
何がハイリスクかというと、他のプレイヤーは、前のプレイヤーが出したカードを持っている場合”必ず”出さなければいけません。
そして、自分より後のプレイヤーが上の能力を選択した場合、それより前に選んだ人は上の能力を使えません。
下を選んだ場合は他プレイヤーに関係なく能力をしようできます。
この読み合いが非常に熱いです。
マップ上の塔に薬を届けたら得点獲得。
7ラウンド終了時に最も高い得点を獲得していたプレイヤーが勝利となります。

面白いポイント

カード選択時の読み合い

例えばこんな状況のとき

写真-2016-08-27-17-24-10

 

相手は配達しきれないくらい紫の薬を持っているので、これ以上作らないだろうと予想できます。なので、ここぞとばかりに紫の薬を上の効果でプレイする、というような読みが至る所で起こります。

このゲームでは、ゲーム全体で相手よりも多くの上の効果を実行出来る程有利になるので、この読み合いがとても大事になります。

塔に薬を届ける際のバッティング

塔には2種類あります。円柱の塔はゲーム中一度しか薬を配達出来ません。四角柱の塔は何度でも配達OKです。

写真-2016-08-27-16-11-34

 

特に高得点の塔は一度しか配達できない塔のため他プレイヤーよりも早く届けることが重要になります。

基本的にはカードを出す際に先に出したくないのがこのゲームの特徴ですが、このような塔への配達のバッティングが起こったときは、先手番を取りたくなります。

写真-2016-08-27-16-08-17

 

(黄が自分、赤が相手です。)

ボード上で相手の狙いはなんとなく10点の塔(最高得点)狙ってるなぁとわかるわけです。

10点取るためには灰色と茶色の移動カードを使ってくるなぁ、と。

じゃあ必要はないけれど、ここで先出しの権利を取るために、茶色の移動カードを選んでおく、なんてことも起こるので、相手を気にせず自分の使いたいカードだけ使っていると、相手に裏をかかれてしまうのもこのゲームの難しい所でもあり、いい所でもあります。

気になるポイント

プレイ人数について

私が遊んだのは2人、3人プレイのみです。

上記のように読み合い、バッティングがメインなので、3人でやるとおもしろいこと間違いなしです。おそらく4人以上も面白いでしょう。

ルールを読んだ時点では2人プレイだと、カードの読み合いや塔に届ける際のバッティングが少なくて微妙なんじゃないかと思ったんですが、全然問題なく楽しめました。

2人の場合情報量が少なく、相手の意図が読みやすい分、読み合いをより楽しめるゲーム展開になります。

運要素

不確定情報はボード上の雲くらいなので、少なめです。

戦況の把握しやすさ

ゲームの中の勝利点の大部分は薬を届けることで得ることになり、その点数はその都度ボード上に反映されていくので、かなり把握しやすいです。

勝利点を得るための行程が、薬を届けるか、雲を獲得するかだけなので、負けている時もどのように逆転を狙うかという計画も立てやすいです。

要素が多すぎるゲームはちょっとという方も問題なく楽しめると思います。

まとめ

運要素が少なめの熱い読み合いをしたい方は確実に楽しめるゲームです。

ルール自体はシンプルで、得点計算も容易なので、戦況はリアルタイムで把握しやすいため、軽めのゲームが好きという方も十分楽しめると思います。

 

yasuyuki yamagishi
ゲームシステム担当。 ヤマズゲームスの兄の方。

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